高い信頼性を保つためにスウェージロック製品を使用し、「Swagelok® カスタム・ソリューションズ」を導入することで短期間で設計～施工までを実施可能に。

【 要 約 】

　インターステラテクノロジズ株式会社は、民間ビジネスとしてのロケット開発と宇宙輸送サービスの実現を目指しているスタートアップ企業である。
　同社が開発しているMOMOのエンジンシステムは、3.5～4MPa程度の圧力で動いており、高圧ガスを扱うため、信頼性の高い配管が必要となる。同時に組み立てやすさも追及していった結果、スウェージロック製品が最適と判断し、使用している。ロケットは、燃料と酸化剤に点火源を加えたことによる爆発を制御して発射させており、その燃料と酸化剤が隣り合わせに配置されている。その為、もし配管からガスが漏れるようなことがあれば、高価なロケット自体が爆発するという最悪の事態にもなりかねないことから、信頼性の高い配管を使ってロケットのエンジンシステムを組む必要があり、スウェージロック製品を使用している。その他、ロケットの発射台等にも高圧部が存在しているため、そういった箇所にはスウェージロック製品が欠かせなくなっている。
　ロケットの射場の信頼性を向上させる改修をする必要が出てきたときに、スウェージロックの配管ユニット設計のサポートから製作までを一元対応するサービス「Swagelok® カスタム・ソリューションズ」を使用した。当時コロナ渦でリモートでのミーティングへと移行していたが、WEB会議中に3Dモデルを見ながらその場で修正を加えていくことにより、従来の1/2~1/3程度の時間である4ヵ月という短期間で設計から施工までが完了した。