【 クラウド請求書受領システム「TOKIUMインボイス」 | 事例 】

クラウド請求書受領システム「TOKIUMインボイス」を導入し、紙ベースの請求書から電子データへ移行。人力による正確な電子化、コスト削減、環境対応を実現。

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【 要 約 】

 ANAフーズ株式会社は、1955年に台湾バナナ輸入業として発足し、2014年に全日空商事株式会社の生鮮食品事業・加工食品事業を継承し、事業を行っている。
 同社では、電子帳簿保存法改正による電子保存の義務化の対応期限まで、あまり時間が無い状況だった。加えて、新型コロナウィルスへの対応として、社内でもリモートワークを推進する動きが活発になっていたが、経理が受領する請求書や納品書等の国税関係書類の大半が紙だったため、財務部のリモートワークが進みづらい状況だった。そこで、法令対応と経理のリモートワーク推進を優先課題として、請求書管理サービスの導入を進めることにし、検討を始めた。
 請求書以外の国税関係書類も含めて、全ての書類を電子化できるかどうかを最も重視し、TOKIUMインボイス以外のサービスも比較検討したが、基本的には請求書のみが電子化できて、その他の書類はできないというのがほとんどだった。また、同社が扱うギフト用商品では手書きの請求書が多く、月700社程度が該当するが、請求書の電子化サービスの大半はOCRによるデータ読み取りで、80%の精度のため単純計算で140社分はデータが間違っていることになってしまい、結局全てのデータをチェックする必要が出てくる。その点、TOKIUMインボイスであれば、手書き請求書を人力でデータ入力してくれるため、同社のように手書き請求書が多い企業にとって間違いなくメリットが大きいと考えた。そのため、TOKIUMインボイスの導入を決定した。
 同社では、社内運用をスムーズに進めるために、フェーズを3つに分けて運用を進めていく。第1フェーズでは既に電子受領している請求書への対応、第2フェーズでは紙の請求書の電子化、最後の第3フェーズでは、請求書以外の国税関係書類を含む全ての書類の電子化を行っていく。
 同サービス導入後に得られる効果としては、現在は受領書類を外部の倉庫に保管しているため、書類の電子化によりその分の保管コストがなくなることや、各拠点から本社への請求書の郵送コスト、またこれに付随する社員の出社の必要もなくなるため、大幅なコスト削減を見込んでいる。また、ペーパーレスによって、環境への配慮にも大きく貢献できると考えている。

記事詳細:https://www.keihi.com/voice/ana-foods/

提供企業(団体) : 株式会社TOKIUM
利用企業(団体) : ANAフーズ株式会社

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